今日はこのまま本題に突入します。
「コンセプトで売る」です
土用丑の日になぜ鰻を食べるか
ご存じですか?
栄養豊富な鰻を食べて
夏を乗り切る、とか色々な理由は
ありますが、元はと言えば
こじつけなんです。
エレキテルの発明で有名な平賀源内が
夏に売れない鰻をどうにか売れるように
出来ないか、考えた策の様です。
ここから学ぶ事は
土用丑の日に「う」の付くものを
食べると夏バテに効果があるという
コンセプトを作った事です。
「う」の付くものですから別に
鰻じゃなくても本当は梅干しでも
ウドンでもいいんです。
(実際にそういう地方もあるみたいです)
夏に鰻だけを売ろうとしても
難しい物があるので
「コンセプトで売っている」んです。
他にもクリスマスのケーキやおもちゃ、
バレンタインデーのチョコレート、
結果にコミットする「ライザップ」等も
ビフォーアフターを見せたコンセプトで
売れた会社です。
コンセプトで売るやり方は飲食店でも
使えます。
肝心なのは
「商品を売らずにご利益を売る」という事。
その商品を買う(注文する)事によって
起こるビフォーアフターをお客さんに
想起させる言葉を使います。
例えば「高級食パン」
このままでは唯の高いイメージですが
「朝からセレブな高級食パン」とすれば
朝にちょっと贅沢な食パンを食べ
満足している自分をお客さんに想起させる
事が出来ますね。
これもコンセプトで売っている実例です。
自慢の商品があるのに
注文数が上がらないという時には
その商品を売ろうとするのではなく
商品にまつわる「お客さんに与えるご利益」を
売るように心掛けて下さいね。